なんでポッコリお腹がいけないの?
ポッコリお腹の正体は、肥大した脂肪細胞

一回の食事で、肝臓に貯蔵できる量を超えるエネルギーを摂ってしまった場合、余ったグルコースは、中性脂肪に合成されます。次の食事までの間血糖値を維持するために、まず使われるのは肝グリコーゲンです。中性脂肪が燃えやすくなるのは、肝グリコーゲンが60パーセントくらいまでに減ってからだそうです。その次の食事でも、また使われた以上のエネルギーを摂ってしまうと、その分がまた中性脂肪として上乗せされてしまいます。
そのようにして中性脂肪がどんどん貯め込まれて、肥大してしまった脂肪細胞が、ポッコリお腹の正体というわけです。
この脂肪が厄介なのは、お腹がポッコリ出てカッコ悪いというだけではなく、体の不調の引き金にもなってしまうからです。
脂肪細胞は単なるエネルギー貯蔵庫ではなかった‼
単なるエネルギー貯蔵庫だと思われていた脂肪細胞は、アディポサイトカインと総称されるホルモンに似た物質を分泌する内分泌器官でもあるということが明らかになってきました。そして、脂肪細胞が中性脂肪をため込んで肥大すると、このアディポサイトカインの分泌に異常をきたすことも分かってきています。
例えば、脂肪細胞が肥大すると、PAI-1という、血栓をつくりやすくするアディポサイトカインの分泌が増えます。TNF-αというインスリンに抵抗し骨格筋への糖の取り込みを阻害するアディポサイトカインも同様に増加します。(筋肉に糖が取り込まれないということは、ますます、中性脂肪が増えやすくなるということですよね。)TNF-αは炎症反応を誘発する作用もあるので、その増加は、慢性炎症につながり、アレルギーや自己免疫疾患の引き金にもなります。
中性脂肪を減らすには
コロナ禍で、太ってしまったという話もよく聞きます。
コロナに負けない身体づくりのためにも、増えすぎた中性脂肪は減らしていきたいものです。
中性脂肪を減らすには、食習慣を見直していただくこと、軽く息が上がり、気分が高揚する程度の運動を、週に最低150分程度、生活習慣に加えていただくことをお勧めしています。
週に一回60分のピラティスのレッスンを受けていただき、AZCARE TRACKSを利用して、栄養プログラムを実践し、エクササイズプログラムを参考に毎日15分程度体を動かしていただくことで、無理なく習慣化していただけるのではないかと思っています。
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