「脇アイアイ」しましょ❣ 脇ボール潰しエクササイズ

 昨夜は、水泳の北島康介選手のトレーナーもされた、水泳日本代表のトレーナーでもある桑井太陽さんの講義をウェビナーで受けました。

 その中で紹介された肩関節のインピンジメントを予防するための「おにぎり」や「脇アイアイ」などのエクササイズは、ピラティス教室でもさっそく取り入れたいものでした。

(※肩関節のインピンジメントとは、棘上筋や肩峰下滑液包などが、肩甲骨や靭帯と擦れたり、挟み込まれたりすることをいいます。)

 肩関節のインピンジメントは、腕を大きく動かす水泳選手だけではなく、加齢や腕を動かす際の関節のブレが度重なることなどによって、一般の方にも起こりうるので、予防が必要です。

 それにしても「脇アイアイ」なんて、ギャグみたいで覚えやすく、それでいてなんだか温かみのある良い名前ですよね。

 肩甲骨と胸郭の動きを出すエクササイズを、水泳の特性も考えて、スティックを使って行うなどの工夫は、北島康介選手のトレーニングから始まって、今では水泳選手の自主トレーニングの定番になっているそうです。

 そうしたパーツごとの動きを、全身の動きに統合するのには、アリゲーター・ウォークなど動物の動きをまねたトレーニングも有効で、動物のイメージを用いることで、選手の動きを引き出しやすくなるのだそうです。

 なるだけ難しいことは言わず、直感的にトレーニングの意図を理解し実行してもらえるように工夫を重ねてこられた、その真摯な姿勢に多くのことを学ばせていただきました。