「ピラティス教室」って?
私の個人的な考えですが、「ピラティス教室」というときの「教室」という言葉と、「水泳教室」とか「ピアノ教室」とかいうときの「教室」という言葉は、少し意味が違うのではないかと思っています。
以前、フジコ・ヘミングの「ラ・カンパネラ」を聴いて、あんな風にピアノを弾けるようになりたいと思って、ピアノ教室に通い始めたという方がいらっしゃいました。そのうち慣れないことに根を詰めたことから、肩や首のコリなどの不調を感じられるようになり、門を叩かれたのが、「整体」や「マッサージ」に続いて「ピラティス教室」だったようです。
あくまでも私の個人的な考えですが、「ピラティス教室」はピラティスのエクササイズが上手になるための「教室」ではないんじゃないかと思います。フジコ・ヘミングの「ラ・カンパネラ」に憧れていらっしゃるお客様には、その目標に向かってしっかり練習をしていただけるように、お身体の状態を全体的に整えていくお手伝いをさせていただくのが、「ピラティス教室」なのだ思っています。
もちろん Koco Kala では、ピラティスのエクササイズをお教えします。しかし、それは、ピラティスのエクササイズを完璧にマスターしていただくのが目的ではなく、お客様の目標を叶えるために必要な身体の変化を起こすためです。このエクササイズをこういう意図をもって行えば、身体にこういう変化が起こるだろうということを予測しながら、プログラミングをし、予測通りの変化が起きているかどうかを、お客様の実感を伺いながら評価し、また次のエクササイズをプログラミングしていくという、試行錯誤を繰り返します。いわば、お客様と一緒に、教え合い、学び合う場だと考えています。
