ウォーキングやジョギングを楽しむために

岡山済生会フィットネス2020年度後期の講座が始まりました。

「いつまでも若々しくカッコ良く歩きたい。」という受講生の方の一言から、今期はレッスンを組み立てる際に、「効率的な歩行のためには何が必要か」という観点も加えています。無駄のない動きは、おのずと美しく見えるものです。

歩いたり走ったりするときには、必ず左右交互に足を踏みかえなければいけないので、バランス感覚が必要です。

バランスのためにも、衝撃吸収のためにも、足部と下腿での荷重のコントロールと背骨の柔軟性が求められます。

片脚に荷重をかけながら前方に移動するためには、股関節の可動性とコントロールも重要です。

このような関節や筋のトレーニングに加えて、対角の運動パターンをトレーニングしていきます。

歩いている時、左足が上がると右腕が前に振れ、右足が上がると左腕が前に振れるというのが、自然な動きです。

この動きのパターンを最大限に利用するためのトレーニングをすることで、筋力を無駄に使わずに前に進めるようになります。

動きに無駄がないということは、疲労や使いすぎからくるケガを予防できるということでもあります。

自然の中でのウォーキングやジョギングは、五感への刺激も豊富でとても良い運動です。

その一方で、急に無理をして身体を痛めてしまったというお話もよく耳にします。

ピラティスなどで、しっかり身体のコンディショニングをしながら、ウォーキングやジョギングを楽しんでいただけたらと思います。